映画『フラガール』製作発表資料

昭和40年、閉山に追い込まれた炭鉱のまち。危機的状況の中、炭鉱で働く人々はツルハシを捨て、
北国のまちを常夏の楽園に変えようと立ち上がった。

 まちの少女達は腰蓑をつけ、肌も露わに、当時誰も見たことがなかったハワイアンダンス〜フラダンスを踊り始めた。
彼女達の人生のために、家族のために、そしてまちのために。
その踊りは一大ムーブメントを巻き起こしてゆく。常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の涙と笑いを、癒しのハワイアンミュージックと本格的なダンスで贈る感動娯楽大作。

”常磐ハワイアンセンター”(現・スパリゾートハワイアンズ)という名称は、おそらく行ったことのない人でも、そこが温泉テーマリゾートであることはご存知でしょう。しかし、それがかつて炭鉱夫とその家族が、コミュニティが崩壊して行く中、生きるために命懸けで自らの”手作り”で創り上げたものだという事を知る人は殆どいません。
私たちはこの映画で、常磐ハワイアンセンターのオープンまでの実話を背景に、東京からやって来たダンス教師と、ハワイアンセンターの広告塔として、見たこともないハワイの踊りを一生懸命踊ってこのプロジェクトを大成功に導いた炭鉱の娘たちとの友情と再生を通して人間の”命の輝き”を描きます。

 メガホンを撮るのは『69 sixty nine 』の公開で注目を浴び、今最も熱い新進気鋭の監督、李相日。撮影は『パッチギ!』『THE JUON〜呪怨〜』など世界の監督がラブコールを送る山本英夫。美術に『いま、会いにゆきます』『KILL BILL vol.1』の若き巨匠、種田陽平が昭和40年の炭住やオープニングの舞台を再現します。音楽はホノルル生まれで全米ワールド・ミュージック・チャートにもランク・インし、ノリにのっているジェイク・シマブクロなど豪華なスタッフが終結しました。

 主演は松雪泰子。かつては花形ダンサーであったものの、旬を過ぎ、しがらみを抱えてやむを得ず東京からいわきにやってきたダンス講師を熱く演じます。地元の男たちを『北の零年』、『大停電の夜に』の豊川悦司、「トリビアの泉」の司会でバラエティでもおなじみの実力俳優、高橋克実、『いつか読書する日』の岸部一徳、大人計画の三宅弘城。炭鉱のまちに生きる母役を富司純子と、個性派実力俳優が顔を並べました。そして、炭鉱に咲く花となる‘フラガール’たちを若手ナンバーワン女優の呼び名も高い蒼井優ほか瑞々しく可憐なメンバーが演じます。本作が本格的女優デビューとなる南海キャンディーズ・しずちゃんこと山崎静代ほか総勢20名がクランク・インに向け、ダンス猛特訓中です。
 本作を彩るのは心に残る癒しの“ハワイアンミュージック”や温かみのある歌声、そして“フラダンス”や“タヒチアンダンス”、鮮やかな“ハワイアンコスチューム”等東北の寒空に熱帯のダンス&ミュージック! 
今年の夏は、日本中に『フラガール』ブームを巻き起こしていきます。

最後に−−−
70年代〜80年代、エネルギー革命によって、世界中の炭鉱が閉鎖されました。
英国では、1984年以来、閉鎖された炭鉱は140。25万人が失業したといいます。それによって、共同体、家庭生活が崩壊し、多くの人々が希望を失った時代。この日本の炭鉱の街で起こった出来事は、世界で唯一の、再生の物語なのです。

<制作スケジュール>
撮影・・・06年1月11日〜06年3月上旬
完成・・・06年5月中旬予定
公開・・・06年夏全国拡大公開予定


<ロケ地>

オールロケ(福島県いわき市他)


CAST

松雪泰子(まつゆき・やすこ):平山まどか役

1972年佐賀県生まれ。「熱血!新入社員宣言」(91/TBS)で女優デビュー。以降、数々のテレビドラマ、映画、CMに出演。テレビドラマ「白鳥麗子でございます!」(93/CX)で強烈なキャラクターを演じブレイク。『MONDAY』(00)『アナザヘブン』(00)など映画にも積極的に出演し、女優としての地位を確立する。最新作は『子ぎつねヘレン』(06)。

豊川悦司(とよかわ・えつし):谷川洋二朗役

1962年大阪府生まれ。『12人の優しい日本人』(89)で本格的映画デビュー。その後、数々のテレビドラマ、映画で主演を務める。『八つ墓村』(96)、『命』(02)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど、高い演技力が評価され、これまで多くの賞を受賞している。05年は、『北の零年』、『妖怪大戦争』、『大停電の夜に』、『疾走』などをはじめ多数の話題作に出演。公開待機作として『やわらかい時間』(06)『日本沈没』(06)、『LOFT』(06)などがある。

蒼井 優(あおい・ゆう):谷川紀美子役

1985年福岡県生まれ。ミュージカル「アニー」(99)で約1万人の中から選ばれ、デビュー。『リリイ・シュシュのすべて』(01)で映画デビュー。その後、映画を中心にテレビ、CMでも活躍中。05年は、『星になった少年』、『変身』など数多くの映画作品に出演し、女優としてのキャリアを重ねている。最新作は『ハチミツとクローバー』(06)。

山崎静代(やまざき・しずよ):熊野小百合役

1979年大阪府生まれ。03年、お笑いコンビ“南海キャンディーズ”を結成、翌04年のM-1グランプリにて準優勝し、一躍全国区へ。現在お笑いブームにのって人気沸騰中。本作品が女優としてのデビュー作となる。

岸部一徳(きしべ・いっとく):吉本紀夫役

1947年京都府生まれ。1967年、岸部修三(きしべ・おさみ)としてグループサウンズ「ザ・タイガース」でデビュー。解散後、本格的に俳優に転身。岸部一徳と改名する。『死の棘』(90)にて、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など数々の賞を受賞。主な出演作『八つ墓村』(96)、『ゲロッパ!』(03)、『火火』(04)、『埋もれ木』(04)、『いつか読書する日』(04)。

富司純子(ふじ・すみこ):谷川千代役

1945年和歌山県生まれ。18歳で東映に入社。『八州遊侠伝 男の盃』に出演、芸名藤純子でデビュー。その後『緋牡丹博徒』シリーズ、『日本女侠伝』シリーズなどで人気を博し、1972年の銀幕引退まで出演映画本数は90本を数える。同年、現・尾上菊五郎と結婚。1974年から1985年まで「三時のあなた」(CX)の司会を担当し、番組の顔となる。1989年芸名を富司純子と改名し復帰。映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する。『おもちゃ』(99)で助演女優賞総なめ。最新作は『待合室』『寝ずの番』。寺島しのぶ、尾上菊之助の母でもある。


STAFF

監督 李相日(り・さんいる)

1974年新潟県生まれ。高校まで横浜の朝鮮学校に通う。大学卒業後、日本映画学校に入学し映画を学ぶ。卒業制作作品『青〜chong〜』(99)がぴあフィルムフェスティバルでグランプリを含む史上初の4部門を独占。その後、スカラシップ作品として制作された『BORDER LINE』(02)で高い評価を得て、村上龍原作×宮藤官九郎脚本作品『69 sixty nine』(04)の監督に大抜擢された。今、日本映画界で最も注目されている若手監督。最新作は『スクラップヘブン』。

撮影監督 山本英夫(やまもと・ひでお)

1960年岐阜県生まれ。横浜放送映画専門学校(現日本映画学校)卒業後、柳島克巳氏のもとで修行を積む。北野武監督作品『HANA-BI』(97)で第53回毎日映画コンクール撮影賞を受賞。主な撮影作品に、『ホワイトアウト』(00)、『着信アリ』(04)、『パッチギ!』(04)、『THE JUON〜呪怨〜』(04)、『THE 有頂天ホテル』(05)ほか多数。

美術監督 種田陽平(たねだ・ようへい)

1960年大阪生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、寺山修司監督作品の美術助手を経て『ふたりぼっち』(88)で美術監督に。主な作品に『スワロウテイル』(96)『イノセンス』(03)『KILL BILL vol.1』(03)『いま、会いにゆきます』(04)『THE有頂天ホテル』(05)等多数。『不夜城』(98)で香港電影金像賞最優秀美術賞を受賞。

音楽 ジェイク・シマブクロ(JAKE SHIMABUKURO

1976年ハワイ州ホノルル生まれ。4歳でウクレレを始め、高校を卒業したばかりの98年PURE HEARTのメンバーとしてデビュー。同年に出したデビューアルバム「ピュアハート」でハワイのグラミー賞と称されるナ・ホク・ハノハノ・アワードで最優秀アルバムを含む主要4部門を受賞、00年のセカンドアルバムも同様に最優秀アルバムを受賞。その後、新バンドCOLONを結成、その後もリリースしたアルバムは3年連続となるナ・ホク・ハノハノ・アワードを受賞した。02年よりソロとして活動。スーパー・ウクレレストと評され、昨年全米ツアーも大成功をおさめた。また昨年に引き続き今年もハワイ州親善大使をつとめる。


提供: シネカノン ハピネット・ピクチャーズ S・D・P
協力: スパリゾートハワイアンズ
いわきフィルムコミッション協議会 映画『フラガール』を応援する会
後援: 福島県 いわき市 ハワイ州観光局
企画・制作・配給: シネカノン

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